障害者に関わる偉人~モネ

前回は電話を発明したグラハム・ベルについてでした。

今回はモネについてお話したいと思います。



モネは19世紀フランスの画家。

美術や歴史の教科書にも出てくるのでは、というくらい有名な画家です。

彼はどのような障害を持っていたかご存知ですか?

それは視覚障害なんです。

画家なのに、視覚障害?

そう思う方もいらっしゃるかと思います。

モネは視覚障害の中でも、白内障による弱視だったと言われています

※白内障とは水晶体が灰白色や茶褐色ににごり、物がかすんだりぼやけて見えたりするようになること
※弱視とは、眼鏡やコンタクトで矯正しても、視力が出ない目のこと。



障害のために、やはり、モネは絵を描く上で相当な制限があったと思われます。

そのようなことが分かるモネのエピソードをご紹介いたします。
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参照:在日フランス大使館HP

色覚障害を専門とする眼科医フィリップ・ラントニ博士は、非常に興味深い展覧会のカタログの中で、「クロード・モネは自然界に対して、できるだけ新鮮なまなざしを持つことを望んでいた。彼は1枚の葉を描いているのではなく、それが葉なのかどうか、どのような木に茂る葉なのか、そういうことは気にせずに、目に映る緑の色を描いていると言っていた[…]。彼は初めから、色に関する情報と、形状や空間状況に関する情報を切り離していた。ところが近代神経生理学の研究で、このアプローチが視覚器による実際の働きとまったく同じであることが証明された」と解説しています。

モネは手術前、すでに色の見え方にばらつきが生じ(「赤は泥のような色に見えた」)、絵の具自体の色を識別するのも困難になっていました。彼は「ラベル」と「不動の配列」のみを頼りに、「パレットに色を広げるため」、絵の具のチューブをきちんと整理することから始めたと語っています。さらに青色もすでに知覚できなくなっていました。

手術後は逆に、「黄と青が強く見えすぎる」と嘆いていました。彼の木製のパレットと同様に展覧会で最も心打つ展示品である色付きの眼鏡は、こうした術後の色覚異常を矯正するために処方されました。アントニ博士の解説によれば、これはフィルターの役目をしている水晶体を摘出したため、「手術を受けた白内障の眼の網膜は、正常な眼の網膜に比べてはるかに多くの光を受ける」ことが原因です。
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このような様々な障害と闘いながらモネは絵画を続けたのですね。

逆に、そのような障害を持っていたからこそ、印象主義の画風を確立できたのでしょうか

何かを失っても、決して悪いことばかりではないのでしょうか。

画像
『睡蓮』 (1917-19、油彩、高さ100cm、幅300cm、パリ、マルモッタン・モネ美術館)
参照:在日フランス大使館HP





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    Excerpt: グラハム・ベルは、米国の発明家・物理学者。 19世紀。現在用いられている電話のもととなる機器を発明しています。 Weblog: 障害者雇用~真相に迫る~ racked: 2010-08-24 14:02